Intel Coreシリーズ「i3 / i5 / i7」世代一覧と性能差まとめ

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Intel Coreシリーズ「i3 / i5 / i7」世代一覧と性能差まとめ

2023-11-12 04:57| 来源: 网络整理| 查看: 265

パソコンについてちょっとでも知識があれば、なんとなくインテルのCoreシリーズを知っているはずです。しかし、同じIntel Coreシリーズでも「世代」があって、世代によって性能がまったく違うことまで知っている人は少数派。

というわけで、本記事では初心者向けに分かりやすくCoreシリーズの世代一覧と性能差を解説します。

(公開:2018/7/26 | 更新:2022/11/1)

この記事の目次

Sponsored Link  Intel Coreシリーズの世代一覧世代プロセス代表作ソケットチップセット対応OS13th Raptor Lake-S10 nmCore i9 13900KCore i7 13700KCore i5 13600KLGA 1700Intel 600 / 700シリーズZ790 / B660 / H610などWindows 10 or 1112th Alder Lake-S10 nmCore i9 12900KCore i7 12700KCore i5 12600K11th Rocket Lake-S14 nmCore i9 11900KCore i7 11700KCore i5 11400FLGA 1200Intel 500シリーズZ590 / H570 / B560など10th Comet Lake-SCore i9 10900KCore i7 10700KCore i5 10400FLGA 1200Intel 400シリーズZ490 / H470 / B460など9th Coffee Lake-RCore i9 9900KCore i7 9700KCore i5 9400FLGA 1151注意:7世代以前と互換性なしIntel 300シリーズZ390 / B365 / H310など8th Coffee LakeCore i7 8700KCore i5 8400Core i3 81007th Kaby LakeCore i7 7700KCore i5 7500Core i3 7350KLGA 1151Intel 200シリーズZ270 / H270 / B250などWindows 106th SkylakeCore i7 6700KCore i5 6500Core i3 6100Intel 100 / 200シリーズZ170 / H170 / B150などWindows 7 / 8.1 / 105th BroadwellCore i7 5775CCore i5 5675CLGA 1150Intel 9シリーズ4th Haswell22 nmCore i7 4790KCore i5 4690KCore i3 4170Intel 8 / 9シリーズWindows XP / 7 / 8 / 8.1 / 103rd Ivy BridgeCore i7 3770KCore i5 3570KLGA 1155Intel 7シリーズ2nd Sandy Bridge32 nmCore i7 2700KCore i5 2500KIntel 6 / 7シリーズ1st Nehalem45 nmCore i7 875KCore i5 760Core i3 560LGA 1156Intel 5シリーズ世代最大メモリ容量メモリの規格PCIeレーン13th Alder Lake-R128 GBDDR5-5600 DDR4-3200Gen 5 x16 + Gen4 x412th Alder Lake-R128 GBDDR5-4800 DDR4-3200Gen 5 x16 + Gen4 x411th Rocket Lake-R128 GBDDR4-3200Core i5以上Gen 4 x16 + x410th Coffee Lake-RDDR4-2933Core i9 / i7のみGen 3 x169th Coffee Lake-RDDR4-26668th Coffee Lake7th Kaby Lake64 GBDDR4-1866/24006th SkylakeDDR4-1866/21335th Broadwell32 GBDDR3 1333/16004th Haswell3rd Ivy Bridge2nd Sandy BridgeGen 2 x161st Nehalem16 GBDDR3 1066/1333

対応しているメモリ容量も、世代を更新するごとに少しずつ拡張されいています。初代は最大16 GBだったのが、第8~10世代では最大128 GBまで認識します。一方で、拡張性にかかわるPCIeレーン数は第3世代以降からほとんど変わっていません(※HEDT向けCPUの棲み分けをする都合上、仕方ないかも)。

※ 話をカンタンにするために、Intel Coreシリーズの上位に位置する「Core X」は省いています。

現在のCore i3、Core i5、Core i7のブランド展開は2008年に登場した「Nehalem」世代が全ての始まりです。それから1年くらいのペースで世代更新を行い、Coreシリーズの性能アップが図られています。

そして世代を更新して設計を変更するたびに、対応するソケットやチップセットが新しくなって互換性が失われているのが特徴。おおむね2世代おきに互換性が消失するため、AMD Ryzenと比較して乗り換えコストがやや高いです。

第8~9世代の「LGA 1151」は従来のと別物

第6世代からつづく「LGA 1151」ソケットですが、実は第8世代以降のLGA 1151とはまったくの別物です。にも関わらずソケット名は同じままなので非常にややこしい(インテルは何ヤッテル?)。

6~7世代のLGA 11518~9世代のLGA 1151 (v2)

ソケットのピン数は同じなので物理的にセットはできます。しかしピンの内容が微妙に変更されているため、セットできてもCPUは一切動作しません。

第8世代以降のIntel Coreを選ぶときは、かならずマザーボードのチップセットが「Intel 300シリーズ」かどうかを確認しましょう。ソケット名だけでは見分けがつかないので、チップセットの種類で判別するのです。

やかもちたとえば「Core i5 9400F」を使うなら、「Z390」や「B365」と書かれたマザーボードを選びましょう。第8世代以降はWindows 10と11しか使えない Intel Coreの世代について解説:対応しているWindowsについて

次によく知っておいて欲しいのが、使えるWindowsの違いです。第6世代のSkylakeまでは、Windows 7や8.1を正式サポートしていました(Win XPは上級者向けです)。

しかし、第7世代のKabylake以降はWindows 10のみをサポートしており、第8世代からはWindows 10およびWindows 11をサポートします。新しい世代でWindows XPや7をインストールしようとしてもインストール画面が開きません。

最新世代(第12世代Alder Lake)でWindows 7を使うのは・・・残念ながら諦めてください。

Windows 7を使えないのはIntelだけでなくライバルの「AMD Ryzen」も同じなので、基本的に最新のCPUで古いWindowsを使うのは無理だと思っておけば大丈夫。

やかもちそもそもWindows 7は2020年1月14日にサポート終了。今さらWin 7を選ぶメリットは何もありません。世代の見分け方 Intel Coreの世代について解説:型番の読み方で分かる「世代」

世代を見分ける方法は超カンタンです。Intel Coreシリーズの商品名はこのイラストにまとめた通りで、4桁の型番の一番最初を見れば良い。「8100」なら第8世代、「10700」なら第10世代です。

世代の見分け方(早見表)1st Nehalem型番が3桁しかないCore i7 875K2nd Sandy Bridge4桁の最初の一文字が「2」Core i7 2700K3rd Ivy Bridge4桁の最初の一文字が「3」Core i7 3770K4th Haswell4桁の最初の一文字が「4」Core i7 4790K5th Broadwell4桁の最初の一文字が「5」Core i7 5775C6th Skylake4桁の最初の一文字が「6」Core i7 6700K7th Kabylake4桁の最初の一文字が「7」Core i7 7700K8th Coffee Lake4桁の最初の一文字が「8」Core i7 8700K9th Coffee Lake R4桁の最初の一文字が「9」Core i7 9700K10th Comet Lake S5桁の最初の二文字が「10」Core i7 10700K11th Rocket Lake S5桁の最初の二文字が「11」Core i7 11700K12th Alder Lake S5桁の最初の二文字が「12」Core i7 12700K13th Raptor Lake S5桁の最初の二文字が「13」Core i7 13700K

なお、型番が2桁になる10世代以降の命名方法も変わっていません。たとえばCore i7なら「Core i7 13700K」でCore i5だと「Core i5 13600K」など、型番のさきに世代ナンバーを振り分ける方式です。

Core i5 13600Kベンチマーク & レビュー:7600Xどころかi9 12900Kも危うい

接尾辞(Suffix)とは? Intel Coreの世代について解説:一番最後の「接尾辞」とは?

型番の一番後ろに付属している「一文字のアルファベット」。いわゆる接尾辞(英語でSuffix)と呼ばれるもので、Intel CPUの場合はそのCPUの性質や特徴を示すために使われています。代表的な接尾辞は以下の通り。

接尾辞意味ざっくり解説無印なし普通のCPUです。原則として、オーバークロックができません。KF倍率ロックフリーだけど内蔵GPUも省略第9世代から登場。内蔵グラフィックスを省きつつ、オーバークロックに対応。完全にゲーマー向け。K倍率ロックフリー「アンロック版」とも呼ばれます。CPUのクロック倍率を自由に変更できる、オーバークロック特化型CPUです。F内蔵GPUなし第9世代から登場。内蔵GPUを省くかわりに値下げしたCPUです(→ インテルの「F」を解説)。

別途グラフィックボードを用意するなら「F」モデルがコスパ良いです。内蔵GPUを省くかわりに、大幅に値下げしてます。

手動設定でオーバークロックをする場合は、「F」や「無印」と比較して割高ですが、倍率ロックフリーの「K」または「KF」を選ぶほかありません。

接尾辞意味内容無印なしごく普通のCPUです。原則としてオーバークロックができないのが大きな特徴です。KF内蔵GPUなし第9世代から登場しました。内蔵グラフィックスを省きつつ、オーバークロックにも対応しています。ゲーマー向けです。F内蔵GPUなし同じく第9世代から。内蔵グラフィックスを省き、価格を大幅に抑えたCPUです(→ インテルの新シリーズ「F」を解説)。XE超ハイエンド「Core X」シリーズの最上位(Extreme Edition)につけられています。Xハイエンド「Core X」シリーズにつけられています。K倍率ロックフリー「アンロック版」とも呼ばれます。CPUのクロック周波数の「倍率」が自由に設定できる、オーバークロック特化型のCPUです。性能を重視するなら「K付き」がベスト。T省電力デスクトップ向けの省電力モデル。TDPが35 Wくらいに設定されています。U省電力モバイル向けの省電力モデル。TDPはさらに低い15 Wに抑えられています。Y超省電力薄型ノートPCやタブレット向けの省電力モデルです。TDPはたった5 Wですが、性能も相当に低いです。G#内蔵GPUの種類ノートパソコン向けの「Ice Lake」世代で使われている、内蔵グラフィックスを見分けるためのナンバーです。「G7」が高性能グラフィックス(64ユニット)「G4」が中性能グラフィックス(48ユニット)「G1」が低性能グラフィックス(32ユニット)

現在は以上の3つが使われています。G7を100%の性能とするなら、G1は半分の性能です(UHD 630よりやや低性能)。

HGPU強化無印版より優秀な内蔵グラフィックスを搭載しています。HK倍率ロックフリーノートパソコン向け。内容はデスクトップ向けの「K」と同じです。HQ高性能第8世代以降は廃止されたようです。「U」よりコア数が多く、TDPが高い性能特化型のCPUです。GGPU特化内蔵グラフィックスに「AMD Radeon Vega M」を搭載しています。内蔵GPUとしては最強の性能でした。

デスクトップ向けCPUなら「K」「F」の2つを覚えておきましょう。モバイル向けなら「U」「Y」「H」「G7 / G4 / G1」の4つを知っておけば困らないと思います。それぞれがどのように違うのかは、各レビュー記事を読めば分かりやすいです。

「無印」モデル:「Core i5 8400」は半額でi7に迫る、コスパ神品。「K」モデル:i7の悩み「7700無印」と「7700K」はどっちを選べば良いのか?「U」モデル:ノートPC向けCPU「i7 8550U」の性能:i7 7500Uと比較「H」モデル:Core i7 8750Hの驚異的な性能:ノートPCで初の6コアCPU「G」モデル:最強の内蔵グラフィックスがAMDから登場、果たして性能は?Sponsored Link Intel Coreの世代ごとの性能差

世代ごとの互換性や型番の読み方はおおむね解説できました。

次は「Intel Coreって世代更新でどれくらい性能が変わるの?」という素朴な疑問について、ベンチマークデータを用いてあっさりと解説します。

【最新版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表

こちらのデータベースから、世代ごとの性能差をまとめていく(※新しい世代のデータは筆者が実際にテストして確かめた数値です)。

Core i7の世代ごとの性能比較

「Core i7」世代別の性能(Cinebench R15)

Core i7 13700K4622 cbCore i7 12700K3359 cbCore i7 11700K2332 cbCore i7 10700K2066 cbCore i7 9700K1552 cbCore i7 8700K1364 cbCore i7 7700K988 cbCore i7 6700K880 cbCore i7 5775C772 cbCore i7 4790K781 cbCore i7 3770K664 cbCore i7 2700K689 cbCore i7 875K432 cb

世代更新には多くの場合「製造プロセスの微細化」が伴います。同じ面積により多くのチップを載せられるようになるので、同じコストでより高いパフォーマンスを得られます。

インテルCPUでは、なんと第6世代から第11世代まで、なんと5代にわたってプロセスが14 nmのまま停滞しています。8世代から性能が伸びているのは、ただ単に「コア数の増量」で対処しただけで技術革新は関係ないです。

たとえば、第7世代のCore i7は「4コア8スレッド」でした。第8世代で「6コア12スレッド」に倍増、第9世代では「8コア8スレッド」さらに第10世代で「8コア16スレッド」と。4世代のうちにコアもスレッドも2倍に増えています。

なお、2021年11月に登場した第12世代(Alder Lake)でようやく14 nmから10 nmへ微細化が進み、たった1世代で性能が約1.4倍も伸びています。

1.4倍も性能を伸ばせた理由はもちろん微細化が大きいですが、微細化したおかげで、かつてないほど洗練された新設計を導入できたのが大きいです。

Alder Lakeは高性能コアと小さなコアの組み合わせ

11世代比でおよそ1.2倍も高性能な「8コア16スレッド」に加えて、第6世代の80%に相当する性能を持つ小さなコアが「4コア4スレッド」追加されました。合計「12コア20スレッド」の圧倒的パワーで、一気に性能がジャンプします。

第13世代(Raptor Lake)のプロセスは10 nmのままですが、小さなコアが「8コア8スレッド」に増え、合計「16コア24スレッド」に。コア数が増えた分だけ性能が伸び、12世代比でおよそ1.4倍です。

【CPUの基本】図解でよくわかる「マルチコア / スレッド」の意味Core i5の世代ごとの性能比較

「Core i5」世代別の性能(Cinebench R15)

Core i5 13400F2428 cbCore i5 12400F1803 cbCore i5 11400F1560 cbCore i5 10400F1333 cbCore i5 9400F941 cbCore i5 8400945 cbCore i5 7400541 cbCore i5 6400498 cbCore i5 5675C590 cbCore i5 4570521 cbCore i5 3450462 cbCore i5 2500436 cbCore i5 750297 cb

Core i7と同様に、Core i5も世代更新ごとに性能を伸ばしています。第7世代まで「4コア / 4スレッド」だったのが第8世代からは「6コア / 6スレッド」に増量され、クロック周波数も引き上げられたため性能が一気に上昇中。

さらに第10世代では「6コア /  12スレッド」へとスレッド数が倍増、第8世代のCore i7に匹敵するほどの性能です。

次の第11世代は1世代前と同じく6コア12スレッドのまま、新設計の採用で1~2割の性能アップを果たします。

第12世代では10 nmへ微細化が進み、より高性能なコアに設計が更新されます。新設計の高性能コアによる6コア12スレッドで、同じコア数で約16%も高性能に。

最新の13世代は基本的な設計は同じですが、第6世代の80%に相当する性能を持つ小さなコアが「4コア4スレッド」追加され、合計「10コア16スレッド」に。コア数が増えた分だけ性能アップで、従来比で1.35倍の性能です。

Core i5 12400Fをレビュー:2.5万円で5600X並の性能に

Core i3の世代ごとの性能比較

「Core i3」世代別の性能(Cinebench R15)

Core i3 12100F1121 cb該当なし–Core i3 10100887 cbCore i3 9100F632 cbCore i3 8100566 cbCore i3 7100423 cbCore i3 6100308 cb該当なし–Core i3 4170373 cbCore i3 3210284 cbCore i3 2100233 cb該当なし–

Core i3もじわじわと性能を伸ばしています。300~400点前後だった性能は、第8世代から「4コア」にいきなり倍増したおかげで一気に600点台にまで改善です。

第10世代では、ついに「4コア / 8スレッド」に変更され、第7世代のCore i7 7700とほとんど同じ性能になりました。低予算パソコンもかなり余裕ある性能で組めそうです。

第11世代のCore i3は発売されず、第12世代で最新のCore i5が登場。10 nmに移行した新しいCPUコアを搭載します。同じ4コアのまま、性能が約1.3倍に伸びています。

第8世代のCore i5 8600と同じくらいの性能です。

Core i9の世代ごとの性能比較

「Core i9」世代別の性能(Cinebench R15)

Core i9 13900K6217 cbCore i9 12900K4127 cbCore i9 11900K2464 cbCore i9 10900K2585 cbCore i9 9900K2062 cbCore i9 7900X2188 cb

Core i7より上に位置する最上位モデル「Core i9」がコンシューマ向けに登場して、かれこれ5世代目(※Core i9 9900Kが初のコンシューマ向けCore i9)です。

製造プロセスが14 nmで停滞している11世代まで、性能が微妙に伸びたり、逆に下がったりと不安定・・・。しかし、10 nmに移行した12世代から一気に性能が約67%も伸び、最新の13世代ではさらに約51%も性能が伸びています。

かつて約12.5万円もしたCore i9 7900Xの3倍に匹敵する性能を、今では10万円で出せる時代に。

今からCoreシリーズを選ぶなら「第12世代」または・・・グレードCore i7Core i5Core i313世代16コア / 24スレッド14コア / 20スレッド または 10コア / 16スレ–12世代12コア / 20スレッド10コア / 16スレッド または 6コア / 12スレ4コア / 8スレッド11世代8コア / 16スレッド6コア / 12スレッド–10世代8コア / 16スレッド6コア / 12スレッド4コア / 8スレッド9世代8コア / 8スレッド6コア / 6スレッド4コア / 4スレッド8世代6コア / 12スレッド7世代まで4コア / 8スレッド4コア / 4スレッド2コア / 4スレッドコア増加4倍4コア → 16コア3.5倍4コア → 14コア2倍2コア → 4コア

今からIntel CoreシリーズのCPUを選ぶ予定なら、第12世代がおすすめです。

同じ値段のまま、コア数が3倍、スレッド数が2.5倍へ増量されて性能が大幅に伸びています。同じ値段が高性能だからコストパフォーマンスも良いです。

今のCore i7は従来のCore i9に匹敵、Core i5は以前のCore i7~Core i9並、Core i3は従来のCore i5並の性能に進化しているのです。これからIntel Coreを買うなら「第12世代」がベストです。

なお、最新の「第13世代」は円安の影響でCPU本体の値段が少し上がっています。インテルの希望価格は変わっていないのに、円安のせいで日本国内の実売価格が3割ほど上がってしまいました。

3割の値上げでもコスパは12世代より若干いいですが、正直あまりにも高性能過ぎて若干オーバースペックな気がするような・・・しないような・・・。

お財布に余裕があって、なるべく最高の性能を希望する方は13世代へ。コスパを重視して、浮いた予算で他のパーツ(グラボなど)にお金を掛けるなら12世代をおすすめします。

円安さえなければ問答無用で13世代を推したいのですが、今の価格だと12世代もまだまだ魅力的です。

逆に、11世代より古い世代をいまさら買う意味はほとんど無いので注意してください。在庫処分セールで半額ならアリですが、定価で11世代以前を買うメリットは皆無です。

「Ryzen 7」と「Core i7」の性能を比較ベンチマーク !!

あえてインテルの旧世代を選ぶ理由?

それでもあえて旧世代(~7世代)を選ぶメリットは、「Windows 7を使いたい」か「中古で激安なパソコンを組みたい」の2つです。しかし、どちらもPCマニア向けの選択肢で、初心者さんには全くオススメできません。

中古のAMD Ryzenは6コアが1.2万円

中古CPUを選ぶにしても、今ならRyzen 5 3600(6コア12スレッド)を選ぶほうがコストパフォーマンスがいいです。約1.3万円から買えて、性能は第8世代のCore i7と同じレベルです。

AMD Ryzen 5 5600(パソコン工房にて限定特価)

2022年11月時点では、限定特価2万円※で6コア12スレッドの「Ryzen 5 5600」が新品で買えます。2.5万円で売っているCore i5 12400Fとほぼ同じ性能が、2万円で買えるので文句なしのコスパです。

※期間限定のセール価格です。ふだんは2.4~2.7万円で販売されており、コスパがイマイチ。

Intel Coreシリーズまとめ

最後にここまで解説してきた、Intel Coreシリーズの世代や注意するべき互換性の話についてまとめます。

世代プロセス代表作ソケットチップセット対応OS13th Raptor Lake-S10 nmCore i9 13900KCore i7 13700KCore i5 13600KLGA 1700Intel 600 / 700シリーズZ790 / B660 / H610などWindows 10 or 1112th Alder Lake-S10 nmCore i9 12900KCore i7 12700KCore i5 12600K11th Rocket Lake-S14 nmCore i9 11900KCore i7 11700KCore i5 11400FLGA 1200Intel 500シリーズZ590 / H570 / B560など10th Comet Lake-SCore i9 10900KCore i7 10700KCore i5 10400FLGA 1200Intel 400シリーズZ490 / H470 / B460など9th Coffee Lake-RCore i9 9900KCore i7 9700KCore i5 9400FLGA 1151注意:7世代以前と互換性なしIntel 300シリーズZ390 / B365 / H310など8th Coffee LakeCore i7 8700KCore i5 8400Core i3 81007th Kaby LakeCore i7 7700KCore i5 7500Core i3 7350KLGA 1151Intel 200シリーズZ270 / H270 / B250などWindows 106th SkylakeCore i7 6700KCore i5 6500Core i3 6100Intel 100 / 200シリーズZ170 / H170 / B150などWindows 7 / 8.1 / 105th BroadwellCore i7 5775CCore i5 5675CLGA 1150Intel 9シリーズ4th Haswell22 nmCore i7 4790KCore i5 4690KCore i3 4170Intel 8 / 9シリーズWindows XP / 7 / 8 / 8.1 / 103rd Ivy BridgeCore i7 3770KCore i5 3570KLGA 1155Intel 7シリーズ2nd Sandy Bridge32 nmCore i7 2700KCore i5 2500KIntel 6 / 7シリーズ1st Nehalem45 nmCore i7 875KCore i5 760Core i3 560LGA 1156Intel 5シリーズ

世代ごとに対応しているソケット・チップセット・OSが違うので、しっかりと規格を確認して間違えないように。特に第8世代はLGA 1151に注意してください。6~7世代のLGA 1151と互換性は一切ありません。

確実に見分ける方法は「Intel 300シリーズ」のチップセットが搭載されているかどうかです。第8~9世代なら「Z390」や「B365」のマザーボードなら、まず間違いないなく対応しています。

第10世代は、ソケットが「LGA 1200」に更新されてチップセットも「Intel 400シリーズ」に更新されているため、以前ほど間違えることは無いでしょう。

第11世代はソケットこそ「LGA 1200」で同じに見えますが、PCIe Gen4など新機能は古いチップセットで著しく制限されています。実質「Intel 500シリーズ」専用と考えてください。

最新の第12~13世代は「LGA 1700」で互換性あり。ただし、13世代をIntel 600番台のマザーボードで使う場合は、BIOSアップデートが必要です。

USB Bios flashback

一部のマザーボードはUSBメモリだけでBIOSアップデートが可能

13世代とIntel 600マザーボードを購入する際は、USBメモリだけでBIOSアップデートができる「BIOS Flashback」機能がついているかどうか確認してください。

使いたい世代必要な環境13th Raptor Lake-SLGA 1700 かつ Intel Z790 / B760 そして Windows 10 or 11 ※従来のZ690 / B660 / H610はBIOSアップデートで対応12th Alder Lake-SLGA 1700 かつ Intel Z690 / B660 / H610 そして Windows 10 or 1111th Rocket Lake-SLGA 1200 かつ Intel Z590 / H570 / B560 そして Windows 10 or 11※従来のZ490 / H470はBIOSアップデートで(一応)対応10th Comet Lake-SLGA 1200 かつ Intel Z490 / H470 / B460 そして Windows 10 or 119th Coffee Lake-RLGA 1151 かつ Intel Z390 / B365 そして Windows 10 or 11※従来のH370 / B360 / H310はBIOSアップデートで対応8th Coffee LakeLGA 1151 かつ Intel Z370 / H370 / B360 / H310 そして Windows 10 or 117th Kaby LakeLGA 1151 かつ Intel Z270 / H270 / B250 そして Windows 106th SkylakeLGA 1151 かつ Intel Z170 / H170 / B150 / H110 そして Windows 7 ~ 10

世代とチップセットの対応表をまとめてみました。最近はかなり減りましたが、今でも「LGA 1151なのにCore i5 9400が動かないです。」など、互換性に引っかかる初心者さんは稀に見られます。

もういっそのこと、第8~9世代のIntel Coreシリーズは「Z390」または「B365」や「H310」のマザーボードでしか使えない、と暗記してしまえば安心です。

初心者もち13世代って、Intel H610みたいな格安マザボで使えるの?やかもち理論上は対応できますが、対応したBIOSがあるかどうかはメーカー次第。メーカーの製品ページをよく確認してください。自分が使っているシステムを確認する「今使っているパソコンに入っているCPUの型番を知りたい。」「マザーボードのチップセットを調べて、1世代新しいCPUに乗り換えられるか確認したい。」

という人向けに、以下の記事をおすすめします。

CPUを確認(タスクマネージャー)【Windows 10】使っているPCのスペックを確認する方法

CPUの型番を見るだけなら「タスクマネージャー」で十分。マザーボードに搭載されているチップセットを見るなら「CPU-Z」を使うと分かりやすい。などなど色々と解説しています。

おすすめなCPUやベンチマークデータを知りたい

「パソコンの新調を考えているので、CPUの選び方やオススメを知りたい。」という人には、以下の記事がおすすめ。

Core i9 13900Kレビュー:Ryezn 9 7950Xと比較

インテルの第13世代と第12世代、ライバルの第5世代AMD Ryzenを詳しく比較ベンチマークした記事です。Cinebenchだけでなく、Photoshopの性能やゲーム性能も含めて総合的に調べた記事なので、両者のメリットと弱点が分かりやすいです。

【2020年版】おすすめなCPU「10選」

2020年時点の筆者おすすめCPUをまとめて解説した↑記事です。実際に使った上で、客観的な評価で解説していますが、PC初心者にも分かりやすい説明にしています。

【最新版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表

CPUの性能を一気に比較するなら、当ブログのCPU性能比較表がおすすめ。Passmarkスコアだけでなく、Cinebench R15のスコアもまとめたのがメリットです。

CPUのベンチマーク性能比較表【ノートパソコン向け】

ノートパソコン用CPUの性能比較もあります。最新のTiger Lake世代やIce Lake世代のベンチマークデータも掲載済みです。

以上「Intel Coreシリーズ、i3 / i5 / i7の世代一覧と性能差まとめ」について解説でした。

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